2022年10月14日

空き家問題と相続の問題

誰にでも起こる空き家問題

「両親が亡くなり実家に住む人がいなくなった」。
このようなとき、実家をどうするのか悩んでいる人は多いはずです。また、子は全員
独立し、将来的に実家の引き継ぎ手がいないという家庭も多いのではないでしょうか?

このような世帯が増え、空き家は今もどんどん増えています。
空き家は、所有しているだけでは維持管理の手間が掛かるだけです。そういった意味
合いから、空き家を残しても子が困るだけです。では、このような空き家問題はどの
ように対応すれば良いのでしょうか?

空き家相続と相続登記

実家が空き家になった場合は、資産であるのでとりあえず相続です。
「空き家相続」には、相続税の支払いと相続人が複数いる場合、持ち分割合などを
話し合いで決めていきます。その後、持ち分割合が決まったら「相続登記」ですね。
相続登記は、現在は任意の制度になるので、登記するしないは自由となりますが、
2024年を目途に相続登記の義務化が国会決議で決まっています。

空き家を無事に相続したら、その後は、その空き家をどうしていくのか、活用方法の
検討です。将来的に誰かが実家に戻り住む予定があるのであれば、管理維持が必要
なのですが、誰も住む予定がないのであれば、その空き家の活用方法を検討するのが
よいでしょう。また、活用が面倒であれば「空き家売却」がおすすめです。

空き家の活用方法

まず、空き家の活用ですが2通りあります。それは、建物を活用する方法です。
一つ目は建物の活用ですが、そのまま室内が使えそうであれば、戸建て賃貸が良い
です。これにすると、戸建ての維持管理は、戸建てを借りてくれた居住者がするので
手間が省けます。さらに賃料を受け取り、固定資産税などに充当でき、固定費を
支払った後の残った分は儲けになるのです。

次に、部屋内を少しリフォームし、シェアハウスを行う手法もあります。
また、最近では古民家カフェや民泊経営、貸しスタジオなどの建物を使った活用法は
沢山あります。

二つ目は、建物を解体する手法です。更地にし、別なものを作ります。
例えば、駐車場です。駐車場は、整地し区画線のロープを張れば完成で、初期費用は
掛かりません。他にオーソドックスな所ではアパートやトランクルームですね。

アパートは、初期費用が多く掛かりますが、賃借人がつけば比較的安定的に経営でき
ます。トランクルームは、最近よく街中でみるコンテナタイプの貸倉庫などですが、
設置費用は安く、素人でも手を出しやすい土地活用です。

まとめ

このように空き家の活用方法は、幾分にも手があります。
空き家活用の最終手段は「空き家売却」となりますが、売却前に何か活用法はないか?と、これから少し考えてみてはいかがでしょうか。空き家に関するご相談やご依頼は、株式会社K'sまでぜひお気軽にご連絡ください。

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